インドネシア・シンカワン1 目錄 オーストラリア・グレートバリアリーフ

インドネシア・シンカワン2




香月夕呼
「渡りに船って、こういうのを
言うのね~!ようこそ人類防衛
機構軍へ!歓迎するわ~」



タリサ・マナンダル
「はあ…よろしくお願いします。
それで、司令直々の命令とは
何でしょうか?」



香月夕呼
「重要な任務を与えるわ。
あんたたち、ブルネイに残って
監視防衛部隊になりなさい」



タリサ・マナンダル
「…はい?
えっと、一緒に南極に行くんじゃ
ないんでしょうか?」



香月夕呼
「輸送船団がブルネイに長期駐留
するのは知ってるでしょ?なら、
BETAから守る部隊が必要よ」



タリサ・マナンダル
「あれ…?それに割く戦力は
ないって……」



香月夕呼
「だからあ!そこにあんた達が
来たんじゃない!
というわけでよろしく~!」



タリサ・マナンダル
「ええ~~!!
い、いや不満は特に無いですが、
何か釈然としない…」



「――司令!海底からBETA群
上陸!恐らく離散BETAの
最後の一団かと思われます!」



香月夕呼
「じゃ、『誰』、チョビ、
しっかり迎え撃ってやりなさい」



「あ、あたしは
チョビなんかじゃなーーいっ!」








『誰』
「マナンダル少尉、それじゃ
後のことは頼んだぞ」



タリサ・マナンダル
「はーい、お任せ下さい。
あたし等の腕を信用して
行ってきて下さいってね!」



タリサ・マナンダル
「ただ、なるべく早く迎えに
来て欲しいかな~。ブルネイは
孤立しちゃってるからね」



タリサ・マナンダル
「街が無事でも補給には
限界があるし、もしもBETAが
押し寄せてきたら…」



『誰』
「わかってる。俺達も全力で
南極を目指すよ」



タリサ・マナンダル
「うん、それじゃ気をつけて。
絶対死ぬんじゃないよ!」



『誰』
「ああ…そっちもな」



『誰』
…ん?いつの間にかタメ口?
ふふ…まあいいか。



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