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中国・オリジナルハイヴ地表2




――ヴィーッ!ヴィーッ!!



『誰』
「――ッ!?
レーザー照射警報!?」



篁唯依
「まさか!?
一体どこからッッ!?」



『誰』
「門の麓だッ!全機乱数回避ッ!」



篁唯依
「大尉ッ!レーダーを見て下さい!
何でしょうか、この巨大な影は…。
要塞級よりも遥かに大きい…」



『誰』
「巨大な影…?
いや、そんな馬鹿な…」



篁唯依
「大尉、心当たりがあるの
ですか!?」



『誰』
「とにかく今は集中しろ!奴の足元
に少数ながら光線級がいる!まずは
それを叩くぞ!!」








篁唯依
「た、大尉…あれは何ですか!?
見たこともないBETAです!」



『誰』
「や、やはりあれは…俺は奴に
見覚えがある。俺は…別の世界で
あれと戦っている!」



『誰』
「桜花作戦当時、陽動作戦が行われ
たエヴェンスクハイヴに出現した、
新種の話は知っているか?」



篁唯依
「この世界の桜花作戦ですね?
はい、話には…という事は、あれが
その新種…!?」



『誰』
「そうだ!光線級と要塞級を足した
ような…絶望的に手強い奴だ…」



篁唯依
「まさか、想定よりBETAの数が
少なかったのは…これを生み出す
為だったというのですか――?」



篁唯依
「だが何故だ?私達が降下中に
レーザーを撃たれたら、ひとたまり
もなかったのに…」



『誰』
「BETAの行動は理解不能だが、
それは確かに理に適っていない。
何か理由がありそうだ」



『誰』
「それを知る為にも奴を倒す必要が
ある。なあに俺は一度勝っている。
…別世界での事だが」



『誰』
「各機、奴は無数の衝角を射出して
攻撃してくる。かわしながら近づき
一気に叩く!」



篁唯依
「――了解!」



『誰』
「行くぞッ!!」



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