オーストラリア・エアーハイヴ1
「作戦開始まであと60秒――」
香月夕呼
「『誰』、篁、崔――
あんた達には期待してるわよ。
しっかりやんなさい」
「「「了解ッ!!」」」
『誰』
「司令、くれぐれもG弾を発射
させてしまわないよう、よろしく
お願いします!」
香月夕呼
「解ってるわよ。余計な事は
考えなくていいわ」
「作戦開始まであと5、4…
3、2、1――」
『誰』
「作戦開始!全機進めッッ!!」
『誰』
「クソッ!やってもやっても
キリが無い!光線級の数が
多すぎる――いや!」
『誰』
「やはりこっちの数が圧倒的に
少ないんだ。畜生、討伐記録は
更新中だっていうのに!」
『誰』
「このままじゃハイヴ突入前に
砲弾も燃料も尽きてしまう!
長刀にも相当なダメージが!」
ノイズ
「――なら後は任せて頂こう!
貴隊は一旦下がり補給後、
直ちに突入されたし!」
『誰』
「――!?
だ、誰だ!?」
ノイズ
「こちらは人類防衛機構軍所属
『インフィニティーズ』小隊!
貴隊を援護する!!」
『誰』
「南極基地からの援軍か!?
まさか司令が――よし!全機
一旦下がって補給だ!急げッ!」