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オーストラリア・エアーハイヴ2




レオン・クゼ
「インフィニティ2よりCP!
第8層W20広間を確保した!」



『誰』
インフィニティーズ…。
元米国陸軍第65戦闘教導団。
何故こんなところに…?



『誰』
彼等はBETA大戦後の人類間
戦争を米国優位に進めるため、
設立された部隊の筈だ…。



『誰』
恐ろしく腕が立つのは解るが、
対BETA専門の部隊じゃない。



『誰』
それなのに何故米国は、彼等を
人類防衛機構に差し出した?
一体何を考えている?



『誰』
もしかして米国も、『この世界』
では相当追い詰められてるのか?
独力では身動きできない程に?



『誰』
…何にせよ各国軍が少しでも多く
共闘できる事は喜ばしい。特に
米国が協力的なのは有難い。



『誰』
俺達は国家間の利害を超えて
手を組む以外に、生き残る方法は
もう残されていないんだからな。



『誰』
「よし、全機補給が済み次第
発進する。兵站を奥へと延ばして
行くぞ!!」








香月夕呼
「『誰』、そっちの様子は
どう?」



『誰』
「援軍のおかげで順調です。
この補給が済み次第、一気に
反応炉目指して進みます」



『誰』
「しかし司令、一体どうやって
南極基地と連絡を付けたん
ですか?」



香月夕呼
「大気の影響を受けないような
大規模通信機を作ったのよ。
ガラにも無く前からコツコツと」



香月夕呼
「アテにしていた補給が軒並み
外れたせいで、完成まで随分
かかっちゃったけどね」



香月夕呼
「もっとも、南極基地に行けば
これ以上の設備がある。だから
とっとと向かいたいわ」



『誰』
「了解、一気に片付けます!」



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